フィジー6日目

今日は学校で、卒業式があった。短期長期に関わらず、毎週卒業する人を送り出すようで、先生方が歌を歌ったり、学生がスピーチをしたりした。

なるほど、そういうものがあるのか。

 

今日授業で、フィジー人のお宅にホームステイしている女の子の話を聞いた。彼女の悩みは、家が汚くてクモやらアリやらが出まくることらしい。

彼女の持ち物のあちこち、全く食べ物に関係のない日用品にまでありがたくさんくるそうで、申し訳ないが笑ってしまった。

 

でも彼女は来る前に、絶対に文句を言わないと決めてきたそうだ。異文化だから多少の不満が出るのは当たり前で、受け入れようと決めてきたらしい。偉いなと思った。

 

もう1人の京都からのクラスメイトは、お兄さん2人と母子家庭で育ったようだが、とても落ち着いていて穏やかだ。真面目で来年の春銀行に就職するらしいが、なんと品のあることだろう。

 

そしてもう1人のクラスメイトは上海から来た。42歳独身の女性で、一番英語が上手だ。イエスノー、好きだ嫌いだという意見がはっきりしていて、非常に自立している強い女性だ。

 

クラスメイトはとてもいい。そして先生方は人生の話をたくさん私たちにさせる。

今日リンダ先生が、学校外でもなるべく英語を使うよう努力する人としない人では全然違うよという話をされた。私は24時間日本語を使わなくても苦ではないが、やっぱりそういう人もいるみたいだ。

 

門を出て、他のクラスの人に会った。彼女は今日ひどい頭痛と熱があるが、学校に来たそうだ。それは、スピーチコンテストに出たかったかららしい。消去法で選ばれた私とはえらい違いだ。とはいえ、私もやるべきことはやって、しっかりスコアは取っていこうと思う。

 

明日、違うホストファミリーの家に行く。次のご家庭では、特に過去に言葉に関するクレームが入ったことがないということだった。家の設備上、シャワーに毎日入れること、トイレがあること、鍵付きの個室にベッドとゴミ箱がある事などをホームステイ先に求めているらしく、それ以外の環境に関することはアンコントローラブル、と彼らは考えているみたいだ。

 

英語力についてはチェックしていないのかもしれないが、全く通じないということについては、英語学校のプログラムの提供元として問題があると考えて今回の変更になった模様だ。